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待合室にサーキュレーター設置

[2022年07月30日]

こんにちは。獣医師の平松です。梨の木どうぶつ病院の待合室は、天井埋め込み型のダイキンエアコンが入っております。

こちらのエアコンは業務用の大型エアコンのため、ある程度の広さの部屋でも冷房や暖房を十分効かせてくれる出力があります。しかし、今年の夏はエアコン出力を最大にしても、なかなか待合室が十分涼しくならないという事態が発生し、フィルター掃除をしても改善せず、ダイキンに修理を依頼することになりました。このエアコンも10年目を迎え、機能が落ちているのだろうと考えたためです。

ところが、エアコンの室内機や室外機など全部検査してもらったところ、どこにも異常はないという結果に終わりました。そう言われると、エアコン自体からは涼しい風は出ていたのは確かです。ということは、例年より待合室が涼しくならない原因は、それだけの今年の猛暑が例年を上回る暑さであった、という事のようですね。

梨の木どうぶつ病院が入っているこちらのテナントは軽量鉄骨造で、外壁は軽量気泡コンクリート(ALC)で覆われており、かなり頑丈な作りとなっております。ヘーベルハウスと同じ構造ですね。しかし、窓はシングルガラスのオールアルミサッシという断熱性能が一番低い窓であり、しかもほぼ全面ガラス張りのため、外からの熱がもろに待合室へ放熱されてしまう問題点があります。待合室が北向きなのがせめもの救いとなっております。

近年は建物の断熱性・機密性といった性能が重要視されるようになり、窓もペアガラス、トリプルガラスといった重層構造の窓で、サッシもより熱を通しづらい樹脂サッシが主流になりつつあります。しかし、そう言った性能の良い窓にするには大掛かりな工事が必要で、すぐに実施することはできません。

そこで今回は応急処置として、待合室にサーキュレーターを置くことにしました。コチラ。↓↓↓

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最近のサーキュレーターは、首が左右だけでなく上下方向にも動き、室内全体の空気を循環してくれます。風の強さも小型の割にそれなりに強く、待合室の端の方まで空気を送ってくれます。

↑ 看護師さんが風の当たり方を確認している様子。丁度良いあんばいの風になるよう、微調節しました。このサーキュレーターを置くだけで、かなり暑さが軽減されたかと思います。大掛かりな工事はすぐには出来ないかとは思いますが、遮熱シートを貼るなど、今後もできる対策を順次行っていければと思います。

獣医師 平松