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新たな拡大鏡のデモ

[2023年08月28日]

こんにちは。獣医師の平松です。まだまだ暑い日が続いておりますが、気がつけば8月も下旬となり、例によって今月も焦りながらブログ更新のノルマをクリアすべく、書いていきたいと思います。今回は手術や処置で使う拡大鏡の話題です。

手術などで術野を細部まで観察するためのツールとして、拡大鏡があります。自分もデザインズフォービジョンというメーカーのメガネ型拡大鏡を持っており、使用しておりました。

この拡大鏡はメガネのガラスと一体型のため、メガネをかけるように装着すれば即使えるというメリットがあります。また、クラシックなデザインのメガネに拡大鏡がついているため、空気の通りが良く、レンズが曇りにくいというメリットもあります。

↑ 横から見た様子。自分の目の位置に合わせてオーダーメイドで作成しており、完全に自分専用となります。

この拡大鏡もとても使い勝手が良いのですが、最近は自分も日常生活でメガネを常に使用しており、このメガネ一体型の拡大鏡を使用する際には、まず自分がかけているメガネを外し、この拡大鏡に付け替える必要があります。処置などでちょっと使いたい場合などは、その手間が結構面倒に感じて、結局使わずに済ましてしまうこともありました。

そこで今回、いつもつけているメガネを装着したままでも使用できる、ヘッドセット型の拡大鏡を試してみることにしました。コチラ。↓↓↓

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エムイーテクニカというメーカーの拡大鏡になります。こちらの拡大鏡は頭に乗せて使うヘッドセット型のため、メガネをかけたまま装着できます。また、レンズの位置も固定されておらずネジで微調整が可能で、自分以外の人も使用することができます。

装着した様子が、コチラ。↓↓↓

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こちらの拡大鏡は処置灯も一体となっているため、ライトで照らされた領域を2,5倍で拡大してみることができます。また、ライトのバッテリーはヘッドセットと一体となっており、コードの煩わしさがなく、被ればすぐに使えるという手軽さです。

↑ 横から見た様子。

後頭部のあたりのバンドにバッテリーが内蔵されている分、若干の重みはありますが、それほどは気になりません。ヘッドセットをつける際に、ちょっとした動きで拡大鏡と目の位置がズレて、見えなくなってしまうかなと心配しましたが、きちんとヘッドセットを左右対称になるようしっかり装着すれば、あまりズレることなく使用できそうです。これは結構気に入りました!

↑ 大竹先生にも装着してみてもらいました。レンズの幅を簡単に調整できるので、一つの拡大鏡を皆んなで共有して使うことも出来ます。

このヘッドセット型の拡大鏡は、1週間ほどデモで使わせてもらえることになったため、処置や手術などに使用してみて、導入するかよく検討していきたいと思います。

獣医師 平松