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合格祈願

[2023年02月07日]

こんにちは。獣医師の平松です。今月の19日の日曜日に、ついに愛玩動物看護師の国家試験が実施されます。

今年受験資格があるのは、指定された動物看護学校の令和4年度卒業見込み者か、これまで動物看護を業務として5年以上就業し、指定講習を受講し予備試験に合格した人が受験することができます。細かくいうと、もう少し色々分類があるのですが、大体こんな感じです。

これまでの動物病院では、動物看護学校を卒業していても、していなくても、基本的にどのような方でも動物看護師を名乗る事ができ、業務に携わることができました。しかし業務内容としてどこまでやることができるのか、動物の保定や院内の清掃などは良いとして、採血や静脈カテーテル留置はして良いのか、手術の助手はして良いのかなどの医療行為に関しては、かなり曖昧でした。

責任ある立場の方々の中でも、ある方は医療行為は一切してはいけないと言い、ある方は良いと言う、といった感じです。実際に動物看護学校を卒業した人の話を聞くと、動物看護学科のカリキュラムの中で模型を使った採血や静脈カテーテル留置、皮膚縫合の実習まであったそうで、そういった医療行為がダメなのであれば、そもそも何でそのような実習が行われているのか?と矛盾を感じていました。

また社会の流れとして、動物医療の高度化のニーズが高まっており、そのニーズに対応する人材の育成が求められるようになりました。獣医師だけでなく、人間と同じように動物の看護師もより高度な知識・技術、そして責任が求められるようになりました。

そのような背景もあり、これまで動物看護師ど呼ばれていた職業が国家資格となり、愛玩動物看護師が誕生することになったわけです。愛玩動物看護師として行っても良い医療行為が明確化され(つまり医療行為の一部が行える特権が与えられ)、また、国家資格取得者としての責任ある振る舞いや継続的な研鑽が求められることになります。

その第一回国家試験が2月19日に迫っている…。今年受験資格がある梨の木どうぶつ病院のスタッフは何名かおり、現在、猛勉強中です。もし落ちてしまったら、業務に支障が出る可能性があるのと、来年も受験することになるため、受験勉強がもう1年継続することになるというストレスから、ひーひー言いながら勉強しております。

↑ そんな受験するスタッフのために、大竹先生が合格祈願のお守りを作ってくれました。ダルマの顔が病院猫たちになっており、これは元気が出ますね!

このお守りを持って、皆んなぜひ頑張って合格してほしいですね!応援しております。

獣医師 平松