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待望のホオコケツノガエル

[2022年06月18日]

閲覧注意:今回のブログにはカエルが登場します。カエルが苦手な飼い主様は、閲覧にご注意下さい。

こんにちは。獣医師の平松です。昨年より始まった熱帯魚研究ですが、途中で脱線してカエルのいるアクアテラリウム、通称カエリウムの研究も行っておりました。以前、ブログでも紹介させて頂きましたが、カエルが住めるようなアクアテラリウムは既に完成しており、後はカエルが入るだけの状態となっていました。

しかしカエルの棲家は作ったものの、肝心のホオコケツノガエルが中々見つかりませんでした。同じツノガエルでも、ベルツノガエルやクランウェルツノガエルは流通量が多く、アクアリウムショップなどでも見かけることはありましたが、これらのツノガエルは結構大きくなる種類で、最大15cmほどにもなるとのこでした。そのため、家族が気持ち悪がって同意を得ることができませんでした。

その点、ホオコケツノガエルは比較的小型であり、最大でも7cmほどです。これであればそこまで巨大ではありませんので、家族も同意してくれました。

春になり、ホオコケツノガエルが流通するのをネットで探す日々でしたが、先日、ついにヤフオクでホオコケツノガエルが出品されているのを発見しました。

うーむ、かわいい…。この無垢な感じがたまりませんね!ヤフオクはこれまで利用したことがなかったのですが、ホオコケツノガエルが出品されているとなれば、やるしかありません。最低金額から早速入札しました。そして…↓↓↓

やりました!初めてでしたが落札できました!早速、出品者の方とメールでやり取りし、大阪からこちらの病院へ配送してもらう手筈となりました。カエルのストレスを最小限とすべく、夜19時ギリギリに輸送会社へ直接持ち込まれ、翌日早くに受け取る段取りを組んで輸送して頂きました。しかも天気まで考慮して配送準備をする徹底ぶりでした。

そして届いた様子が、コチラ。↓↓↓

梱包は外気温や輸送の影響を受けないよう細心の注意が払われており、出品元の方のカエル愛をひしひしと感じることができました。すばらしいです。

プラスチックのカップに、湿った苔がと共にホオコケツノガエルが佇んでいました。ついに感動の対面でございます。プラスチックケースに移した様子が、コチラ!↓↓↓

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カエリウムに入るまで、一時的にこちらの虫カゴに入りました。横から見た様子です。大きさは4cmちょいといったところで、思ったより小さすぎず健康そうです。名前はツノ丸と命名しました。

↑ 前から見たツノ丸の様子。

↑ 上から見た様子。うーむ、可愛いです。

ツノガエルは基本的にあまり動き回る習性はなく、このような小さめの虫カゴでも飼育が可能です。小さめの飼育ケージでは特別な設備も必要なく、生体の観察に適していますが、ケージ内がすぐ汚れてしまうため比較的こまめな清掃が必要となります。

そして、自宅に用意したカエリウムに移動した様子が、こちら!↓↓↓

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おお!いい感じです!これはイメージ通り行きました!

ツノ丸は早速、居心地が良さそうなところを見つけ、ソイルに埋まり始めました。その後はツノガエルらしく、全く動きません。こちらのカエリウムでは植物がたくさん植えられ、また水が循環ポンプによって循環しているため、掃除は頻繁にする必要はない設計となっております。

娘がカエルのオモチャを見せておりますが、全く動きません。一度決めた場所からは、なかなか動かないものですね。まぁ、ツノガエルというのはそういうカエルなので当たり前かもしれません。

昨年末より大変な苦労をして作成したカエリウムですが、やっと主人(アルジ)を迎えることが出来ました。これからもツノ丸の様子をよく観察し、健康に育てていきたいと思います。

獣医師 平松