û

メニュー


モコちゃんの手術

[2013年10月20日]

こんにちは。獣医師の平松です。このブログにも度々登場しているモコちゃんですが、実は膝が悪く、ここ最近歩様が悪化してきていました。

膝蓋骨内方脱臼という整形外科疾患が原因と考えられ、飼い主であるトリマーさんと相談した結果、両側の膝蓋骨脱臼整復手術を行うことになりました。

ライオンカットやハロウィン衣装で、このブログでもお馴染のモコちゃん。まさか手術になるとは、このときモコちゃんは夢にも思わなかったでしょう。

先日手術が行われ、無事に予定通り終了しました。術後のモコちゃんの様子がこちらです。↓

特に大きな痛みもなく、スヤスヤ寝ています。しばらくは安静第一です。

手術2日後の様子です。すでに起っています。両足にはロバート・ジョーンズ包帯という包帯法で巻物をしています。

このロバート・ジョーンズ包帯は、足を固定するというよりも、包帯による適度な圧迫により、循環停滞の改善・腫脹の予防・痛みの軽減を目的として行われます。

僕も自分自身が骨折したときは、似たような包帯をされ、浮腫・血栓予防をしていました。動物でも同じですね。

術後6日目です。両足とも腫れは無く、疼痛もないため、包帯を外しています。手術で毛刈りされたため、両足ともほっそりしています。

足の調子はとても良かったため、トリマーさんにより一瞬にしてお尻周りが整えられてしまいました。

もう少し長ければカボチャカットにできたのに…!というトリマーさん。トリマー魂を感じずにはいられません。さすがです。

レーザー治療中のモコちゃん。今後は少しずつ両足を使ってもらい、レーザーやマッサージなどのリハビリも行うことで機能回復に努めます。

モコちゃんは経過も良く、術後一週間で退院となりました。モコちゃん良く頑張りました!家に帰ってからも、もうしばらくは安静を忘れずにね!

獣医師 平松