手術について

梨の木どうぶつ病院では、特に外科に力を入れています。

整形外科・神経外科の分野では手術はもちろんのこと、術後のリハビリについてもよりよい提案をさせて頂きます。
スタッフ一丸となってチーム医療を実践し、最善を尽くします。

主な執刀実績

整形外科 膝蓋骨脱臼整復、前十字靭帯断裂整復、大腿骨頭切除、各種骨折整復(プレート固定、ピンニング、創外固定など)、膝蓋靭帯再建など
神経外科 椎間板ヘルニア(片側椎弓切除、ベントラルスロット)、環軸亜脱臼
消化器外科 胃切開、腸切開、消化管吻合、ビルロートⅡ法、サブトータル結腸切除、胆嚢切除、胃固定など
泌尿・生殖器外科 去勢、子宮卵巣摘出、潜在精巣摘出、膀胱結石摘出、腎結石摘出、腎摘出、会陰尿道瘻、帝王切開
その他軟部外科 会陰ヘルニア(生体膜法、プロリンメッシュ法)、断脚、肺葉切除、脾臓摘出、外耳道切開、上顎・下顎切除など

※院長のこれまでの執刀件数実績は年間400〜500件

麻酔について


より安全性の高い吸入麻酔を中心に行っています。
また、麻酔中は体温、心拍数、呼吸数をはじめ、最新の麻酔のモニターを使って外観からではわからない変化を捉え、麻酔調節を行います。
大学病院で麻酔を担当していた経験を生かし、最善の麻酔管理を実践します。

滅菌について

手指の消毒や術野の滅菌は、人間の手術と同様の方法で行っています。
また手術器具は高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)やEOGガス滅菌器を用いて、完全な滅菌処理をしています。

鎮痛処置について

当院では沈痛処置を積極的に行っています。
動物を痛いままにさせておくことは、動物愛護精神に反するだけでなく、疼痛が動物の回復を遅らせることがわかってきたためです。
オピオイドと呼ばれる鎮痛薬や非ステロイド系の鎮痛薬をはじめ、モルヒネやフェンタニルといった麻薬などを組み合わせ、最も効果的な鎮痛処置を施します。

手術前日から当日にかけての注意点
  • 手術前日は、夜10時までに食事と飲水を済ませ、以降は食器をさげて手術まで何も与えないようにして下さい。

  • 子猫や子犬は絶食により低血糖になるおそれがあるため、手術前の食事については獣医師の指示に従って下さい。

  • 手術当日の散歩は、15分程度ならしても構いません。

  • 手術当日は午前診療中(9:00~12:00)に来院して下さい。

  • 入院中の面会は、ご希望があれば診療時間内にいつでも可能です。

整形外科・神経外科のリハビリについて

当院では積極的にリハビリテーションを行っています。
レーザー治療、マッサージ、ジェットバスなどを組み合わせ、機能回復を促進します。
整形外科・神経外科の術後、または股関節形成不全・関節炎などによる疼痛の緩和・機能回復のため、積極的なリハビリをおすすめします。